技能試験を受けてきました
– 第2種電気工事士 –

7月19日土曜日 第2種電気工事士の技能試験を受験しました。
4月の筆記試験にどうにか合格した後、3か月間練習を続けてきました。そして今日はその技能試験の受験日でした。
会場はTOC有明。おばあちゃまの乗る通所リハビリテーションの車を送り出した後、8時半に家を出ました。電車を乗り換えて会場最寄り駅の国際展示場駅までは1時間ほどかかりました。9時半に到着。
- 技能試験
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有明の国際展示場駅からは徒歩5分となっていましたが、最近とみに歩くのが遅くなった私は20分ほどかかりました。もうすでに炎天下となっていてヘトヘト、ヘロヘロになって会場に到着。
エスカレータで2階へ上がるとそこにはすでに大勢の受験生らしき人たちがフロアーのソファに座ってテキストを覗いていました。結構みんなの必死感が伝わってきました。私はヘロヘロのまま、フロアーの先に見えるセブンイレブンへとぼとぼと歩き、冷たい紅茶のドリンクを購入。
フロアー中央に戻ってソファーで一息ついていると、係の方が大きな用紙に書いた番号表をもって説明し始めました。受験番号と受験する部屋の対照表です。4階に2部屋と20階に1部屋です。私は4階のウエストでした。
受験する部屋を確認できたので、ソファーに戻り一休み。欠陥事例をまとめた資料に目を通し、呪文のように注意事項を繰り返しました。
・スリーブの先を処理すること
・引っかけシーリングのW端子には白線
・ランプセレクタの白線と輪作りの右回り
・差し込みコネクタの差し込み不足に注意
・とにかく落ち着いて、落ち着いて
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10時半になったので、4階の指定された部屋へ行きました。なんと400名ぐらい入る大きな部屋です。
私の席は左から10列目ぐらいの中央。周りを見渡して明らかに私が一番の高齢者です。70代はおろか60代50代も見当たらず、20代30代の若者がほとんどでした。当然ですが、これから技術を身に着けて職人になろうとする若い人が多いのです。DIYの目的で受験している自分が少し後ろめたい気持ちになりました。加えて驚いたのは、女性が多いことです。10%ぐらいは居ました。まったく私の認識不足ですが、こういう職人を目指す若い女性が多いのは頼もしいことですね。私が満身の力を込めても難しい中スリーブの圧着をこなすのですから・・・。
一般的な注意事項説明の後、問題用紙と材料の入った箱が配られました。問題用紙は裏が若干透けていて、問題の見当がつきました。材料も確認ができるので、あー、あの問題かぁ、と若干安堵。というのは、ジョイントボックスが入っていないからです。なんとなくジョイウントボックスには苦手感がありました。やたら力の必要な中スリーブ入ってなかったので大助かりです。
11時20分ごろに試験開始となりました。不思議に落ち着いていて、ゆっくりとボールペンを取り、複線図を描き始めました。問題はNO.3の端子台を用いた問題です。複線図を描き終わり、作業開始。右隣の席の方が欠席だったので、道具等を置くことにあまり気を遣わずにいられて、これも助かりました。
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最初の失敗
複線図を描き終わったころに気づきましたが、置時計のスタートボタンを押し忘れていました。落ち着いていたようで、やっぱりあせっていたのかなぁ。
もう一つの失敗
作業は順調に進み、スリーブの圧着に移りましたが、黒心線3本の小スリーブを、心線2本で圧着してしまいました。すぐに気づいたので、すかさず切断してやり直しました。少し、気が緩んでいたのですね。
7-8分残して一応完成しました。見直しです。呪文を唱えるように覚えている欠陥事例に沿って、丁寧に見直しました。ダイジョウブ、OK、Okと心に言いながら確認終了。と同時に試験終了(12時)の合図です。事前に渡されていて受験番号と名前の記入済みのタグを作品に括り付けました。工具をバッグに仕舞って、机の上のごみを片付けて、指示に従って退出しました。
会場の外に出ると、やはり炎天下です。
タクシーを使いたい誘惑にかられながら駅へ向かいました。恵比寿からタクシーを拾うことにしました。恵比寿で紀伊国屋売店に入り、自分へのご褒美と言いながら鹿児島産ウナギ弁当(2000円)を購入。
試験の合否判定は8月15日ということで1ケ月近く中途半端な気持ちで過ごすことになります。情けないことにこういう状況にすごく弱いんですよね。あーヤダ、ヤダ。実技練習で散らかし放題の工房を片付けながら過ごしま~す。
その日の夕飯は妻がウナギを出してくれました。土用の日の妻の心づくしです。昼の弁当でも一人でウナギを食べたことは言えませんでした。
合否が出たら、筆記試験と合わせてYouTube動画をアップしよーと。