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むささび工房ブログ

庭の万年塀を塗りました!
超簡単レンガ風塗装

2019/08/28
 
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「10連休どうしようか」と妻に問いかけたところ「そうねー、どうしよう」と気のない返事が返ってきました。連休は今週末から始まるというのに呑気なものです。私も特に計画があるわけでもないので「じゃ、庭の手入れでもするか」ということで相談がまとまりました。
庭の手入れと言ってもすることは山ほどあります。とりあえず、手をつけつつあったことを完成させることにしました。万年塀をペンキで塗ってみようということです。
薄汚れてそっ気のない万年塀を隠すために、ガーデニング用のラティスを張っていたのですが、十年以上ほったらかしていたらボロボロに朽ちてしまい塀よりもみっともなくなっていました。朽ちたラティスを片づけたらやっぱりなんだか雰囲気がさみしいので、どうしようかと悩んでいたら、妻がネットで面白い記事を見つけてきました。コンクリートの塀を、レンガで積み上げたような模様に塗り上げるという記事ですが、レンガの目地のところをマスキングテープで隠すことで、一気に塗り上げてしまうというDIY向けのアイディアです。早速、これを真似してみることにしました。

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まず、シーラーによる下塗りです。これは既に2週間ほど前に塗り終えていました。シーラーは上塗り塗料の密着性を高めるための接着剤としての機能を持っているそうです。またコンクリートやブロックの表面が塗料を吸い込み過ぎて仕上がりにむらができるのも防げるそうです。色は透明なので、写真のように塗った後も乾いてしまえば外壁の雰囲気は何も変わりません。

さて、問題は上塗りの色です。妻と近くのホームセンターに何度も通い、塗料の缶を眺めながら悩みました。また、レンガ模様の壁紙や色紙を実際に万年塀に貼りつけて、すこし離れて眺めた時のイメージを確認しました。その結果、候補を、ライトカーキーとブラウン(ちゃいろ)に絞りました。確信を持って“これだ”というわけではないのですが、すこし明るい雰囲気がよいかなぁということになって、とりあえず、ライトカーキーにしました。アトムペイントのFree Coat(水性多用途塗料)です。

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目地のラインを作るためのマスキングテープは、粗面用のものがホームセンタで手に入りました。普段使っている木工用のテープでは荒い壁面との間に隙間ができたり剥がれやすくてだめでした。マスキングテープを水平(横)は一直線に貼り、垂直(縦)はブロックが交互に積み重なったようにするためにブロックの幅の半分ずつずらして貼ります。これが結構めんどうな作業でしたが、横は私、縦は妻の分担で「ターテの糸はあなたー、ヨーコの糸はわたしー、」なんて中島みゆきの歌を心の中で口ずさみながら貼り終えました。目地以外のところや近くの植木も不用意にペンキで汚してしまわないように適当に養生をしました。

木工でもなんでもそうでしょうが、段取り七分組み立て三分、ということで、マスキングと養生までしっかりすれば後は一気に塗り上げるだけです。塗料は水性で扱いやすく壁面にもよく伸びて塗りやすかったです。やっぱりシーラの下塗りが効いているのでしょうか。意外と速く乾いたので(3時間ほど)2度塗りをしました。

いよいよマスキングテープを剥がす時がきました。ドキドキしながら数センチだけ剥がしてみたら、どうにか目地らしい雰囲気が出てきました。よし、ということで一気に全面剥がしました。近くで見ると目地の見切りも崩れているところも多くありますが、これがかえってブロックの凸凹感を出しているのではないでしょうか。

出来栄えは下の写真の通りです。左の写真がbefore、中央がマスキングを剥がす前、右がafter ということになりました。庭の雰囲気は一変しました。これから植栽が成長して、緑の葉や花がレンガ模様の壁を少しずつ覆っていくのを楽しみにしています。

 

 

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