木製カメラグリップの制作 オリンパスOM-D E-M10, E-M5専用
ニコンの一眼レフを使っていましたが歳並みに重くて辛くなってきたので4~5年前から機材の軽量化を図っています。最初に買ったのはマイクロフォーサースのオリンパスOM-D E-M10でした。
マイクロフォーサースは構造の関係から一眼レフのレンズやオールドレンズもアダプタを付ければ楽しめます。
写真の師匠(友人)にそそのかされて、”木工好きならカメラのグリップでも作ってみたら” と言われて、OM-D E-M10専用の木製グリップを作ってみました。いくつかの施策を重ねてどうにか格好と使いやすさを兼ね添えたグリップができました。
工作は、主にバンドソーと旋盤(といっても研磨用)を使い、ワックス仕上げでクラシックに仕上げました。図面と素人作業では取り付けの精度は出ないので、現物合わせでしっかり調整するようにした結果、かなりしっくりと取り付けることができます。段取りから、組み立て、調整、研磨 と結構たくさんの工程があるけど、うまく作業を組んで進めれば1週間で5本ほど作ることもできました。E-M10、E-M5は握りの部分が薄いので、この木製グリップの需要があるだろうと、制作工程をYouTubeにアップしたところ海外からの反響もありました。さすが、オリンパスのカメラですね、世界中にユーザがいることを実感しました。
最初にアップしたE-M10専用版の動画
E-M5用も加えた動画(制作過程はE-M10専用版と同じ)
残念ながら商談は成立しませんでしたがハンガリーの写真マニアからもメールで購入相談がありました。
E-M10はその後E-M10 markⅡとなり、わたしのカメラもE-M5 markⅡ、E-M1 markⅡへとアップグレードしてきましたが、今でもE-M10にはこのマイグリップを付けて愛用しています。