初詣 善光寺山門に上ってきました
年末年始と長野市ですごし、初詣は当然ながら善光寺でした。中央通りを上がって、大門町のあたりの石畳からは人波が続き、仁王門を過ぎて仲見世通りになると既にぎっしりと参拝の人の列ができていました。本殿まではまだ百m以上あります。というわけで本殿へのお参りをあっさりとあきらめた時、ふと見上げると、本殿手前の山門(三門)の上に人がいるのが目に入りました。そうです、平成の大修理(平成14年から19年)で約40年にわたって中断されていた一般の人の登楼参拝ができるようになっていたのですが上がったことがありませんでした。
参拝客の行列をスルーして山門をくぐり、わきにある自動販売機で山門拝観兼(一人500円也)を購入して階段(というよりも梯子に近い)を登りました。この階段がかなり急なのと狭いのでお年寄りにはちょっと難しい。むかし、パリの凱旋門で同じようにわきの入り口から上がったのを思い出しました。たしかエレベータだったよなぁ とつぶやきながら手すりを握りしめて上がりました。
二階には山門本尊の文殊菩薩像、その四方を守護する四天王像、修復された仏間の障壁画や四国八十八ヶ所霊場御分身仏などがあります。残念ながら内部の撮影はできませんでしたが、回廊を巡ることができて写真も撮れました。見渡す善光寺参道の眺望は素晴らしいです。
経蔵
善光寺本殿
鐘楼・梵鐘
仲見世通りの人波
ちょっと偉くなったような気になって、参拝客の行列を下に見て手を振ったりしました。ちなみに、あとで知ったのですが、山門には三解脱(三つの煩悩を捨てる)の意味があるそうで、まったく捨てていない自分を恥じました。