長野駅前 末広町の栗菓子のお店
 老舗 竹風堂

      2018/11/27

chikufuudou&koujiyahonten

 長野駅から徒歩1分の末広町交差点に新しく栗菓子のお店が現れて半年たちます。開店の日にのぞきに行っていながらブログに載せるのが遅くなりました。長野県小布施町の「竹風堂(ちくふうどう)」は古くからの栗菓子のお店でよく知られています。善光寺の門前にもお店がありますが駅の近くにできたので気になっていました。

この辺りは南石堂町商店街で、末広町の交差点から中央通りを北へまっすぐ2kmほどで善光寺です。この場所には以前、糀屋(こうじや)本店という作り味噌の老舗がありました。信州と言えばお味噌ですよね。糀屋本店は、明治21年に長野駅ができたころからここにあったとても古くからのお店です。その後、駅前は開発が進みビル街が広がって、珍しかった仏閣型の駅舎も近代的な建物に代わり、この辺りも善光寺門前町の風情がなくなってしまいました。木造白壁造りの糀屋本店だけが昔の情景を残していました。そのお店が閉めるということで、ここもビル街に飲み込まれてしまうのかと危惧していました。ところが新しく建てられた竹風堂は、確かに新しく木造ではありませんが、以前の糀屋本店の面影をそのまま残して大きくしたような建物です。

 

聞くところによると、門前町の風情を守ってきた糀屋本店の思いに竹風堂の心意気が応えて、このような建物になったそうです。老舗から老舗への駅前風情の継承というところですね。お店の入り口のひさしの上に竹風堂と書かれた大きな一枚板が据え付けられています。欅でしょうか、この板の上に雨をしのぐ銅板の小さな屋根が付いていますが、これは糀屋本店が使ってきたものを竹風堂がそのまま譲り受けて据え付けたとのこと。銅板の緑青がその年月を物語っています。

お店の側面には長野では珍しい雪よけの雁木が設けられています。これは雪国の新潟でよく見かけます。商店が来客のためを思って、「軒を貸す」というもてなしの習慣です。これも南石堂町の新しい名物になるとよいと思います。

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竹風堂は「栗おこわ」でも親しまれていますね。軽井沢駅前のお店ではよく買っています。お店で蒸したのを直接販売しているので、秋口からは、この暖かい栗おこわが恋しくなります。ちょっと甘口ですが、時々食べたくなる味です。
夕方、散歩がてら栗おこわを買いに行ったら、白い壁とお店の明かりがとてもきれいでした。

 

 

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