“この愛は尊い” 我が家のラグドールとノルウェージャンフォレストキャット
― YouTubeショート動画による印象操作の疑い―
我が家には4匹の猫がいます。長毛種2匹(ラグドールとノルウェージャンフォレストキャット)と短毛種2匹(アメリカンショートヘアーとロシアンブルー)です。今回たまたま、ラグドール(ラグ)とノルウェージャンフォレストキャット(ノル)の面白い姿を動画に捉えたのでYoutubeショート動画をアップしました。この件ですこし思うところをお話ししたいと思います。動画はショートですが、このブログは長くなりそうです(いつもながら・・・)
経緯と真実
先日、ラグとノルがお互いに相手の毛繕いを手伝っているところに出くわして、スマホで動画を撮影しました。そこで、この動画を素材に “この愛は尊い” というYoutubeショート動画を作りました。この動画を妻に見せたところ、開口一番、“そんなに仲良しじゃないよ”。そうなんです、実際にはこの2匹が特に仲が良いということはなく、むしろノルウェージャンは独立心が強く、他の猫や周りの人間と一定の距離を保っています。もちろん甘えてくるときもありますが、満足するとすぐにどこかに行ってしまいます。2歳ぐらいまでは結構甘ったれだったのだけど、大人になったら立派なツンデレ猫になりました。反対にラグの方はいつまでも大きな甘えん坊です。こんな二人ですからそんなに仲が良いわけではありません。
ナゼ仲が良いようなことをするのか
では、なぜあんなにイチャイチャするのかなぁーと言うことですが。猫好きの方はご存知ですが、猫は弱い動物なので、一生懸命全身を舐めて毛繕いをして、自分の匂いを消すように努力しているようです。”猫吸い”というのがありますが、猫の体に顔をうずめて息を吸っても全然変な匂いがしません。むしろ幸せな気分になります。毛繕いの効果が出ています。でも、首から上は自分で舐めることが難しいので、いつも自分で舐めた手首をこすりつけて拭いています。まさに猫らしい仕草ですね。それでも不十分で、特に頭のてっぺんなどは十分な毛繕いができません。そこで、長毛種同士が同じような動機で、首から上を舐めあって毛繕いをしているということです。お互いの利益が合致しただけで、特に仲が良いわけではないようです。それが証拠に、結構派手な喧嘩をやらかしています。
いわゆる印象操作
自分で作って投稿しておいて、これを言うのはおかしいのですが・・・。最近メディアやSNSによる印象操作というのが話題になっていますね。例えば紛争国に関して、テレビメディアが今現在攻撃されている一方の悲惨な状況だけを伝えると、ことの経緯によらず世論は今現在攻撃している国の分が悪くなってきます。話が大げさになりましたが、私も今回のYouTubeで印象操作をしてしまったのかなぁと思う次第です。私の動画を観て、ラグとノルなら仲が良いそうだから2頭飼いしようと思った方がいたらゴメンサイです。仲が良い根拠はどこにもなく、むしろお互いに干渉しないように暮らしている2匹です。この動画に惑わされないでくださいね。
多頭飼しても猫は飼い主との関係で暮らしていて、かつ自分が猫であるというよりも飼い主と同じ人間と思っているふしがあります。以前我が家に超の付く賢いラグドールが居ました。彼は猫嫌いで、他の猫を寄せ付けずに、飼い主としか付き合っていませんでした。もちろん自分を人間と思っていたのでしょう。