バックロードホーンスピーカー
フォステックス P-1000BH
追記あり(2019.1.17)

      2019/01/17

バックロードホーンスピーカー

 フォステックスから発売されているバックロードホーンスピーカーの完成キャビネットP1000-BHに10cmフルレンジユニットFE103Enを組み込んでみました。実は、20cmフルレンジユニットを使ったバックロードホーンスピーカーを作りたくて調べています。完成キャビネットもいろいろとありますがあまり気に入ったものがありません。共立プロダクトのキットがヨドバシ秋葉原店に組み立てられて展示されています。元気のよい音を出していて興味をそそりますが、どうせ作るなら見た目も重厚感のあるものを思って躊躇しています。なぜバックロードホーンかというと、私の場合、その出力音圧レベル、つまり能力の良さです。使っているアンプが真空管アンプなので効率は重要です。今使っているスピーカが84~86dB/W(1m)で、よい音を出しますが若干余裕がありません。フォステックスの20cmフルレンジなら90dbmを超えるのですごく魅力的です。なんてことを考えているのですが巨大な箱になるので一歩踏み出せないでいます。作ってもきっと隠家のオオルリ山荘に置くことになるでしょう。と言うことで一旦気もちを鎮めるために小型のバックロードホーンを楽しんでみようと思ったわけです。それでは製作記(正確には組み込み記)です。

P1000-BHは板材がMDFのプリント仕上げですが、しっかりした作りで風合いも結構上質です。

スピーカ端子にバナナプラグ用のが付いているのも好印象です。

バックロードホーンスピーカー

バックロードホーンスピーカー

ユニットFE103Enはフォステックスのロングセラーユニットで評判がよく一度使ってみたいと思っていました。能率は89dB/W(1m)です。

このユニットを箱に入れてネジ止めすればよいだけなのですが、箱の穴が大きいので、ただ入れただけでは正しい(美しい)位置が出ません。ここは木工愛好家としては一手間かけてしっかりと組み込むこととしました。キャビネットとユニットの仕様書のデータからグラフ用紙にテンプレートを書きそれを張り付けて取り付けボルトの穴の位置決めをします。残念ながらボール盤の上には載らなかったので、下穴は手持ち電動ドリルで開けます。この程度であれば気を配れば垂直も十分に出ます。下穴径は下記の鬼目ナットに合わせて6mmφ程度です。

将来的なユニットの交換を考慮して、鬼目ナットを使うこととしました。M4×10mm(つば無し)を使います。つば有りの方がしっかりと鬼目ナットを締めることができるのですが、締めたあとの表面を平らにするのに気を使うので、この場合はつば無しの方が無難です。しかし、MDFは比較的に柔らかい材なので、エポキシ系の接着剤を綿棒などを使って下穴側面に塗り、鬼目ナットにも少量付けてから締めます。

あとは、ユニットに配線の端子を赤黒を間違えずに差し込んで、キャビネットに収めてボルトで締めれば完成です。今回は格好も気にして六角穴付ボルト(キャップボルト)使用しました(M4×15mm)。

 

 はやる気持ちを抑えきれず、早速アンプに繋ぎ音出しとなりました。予想通りのハイ上がりの元気のよい音です。能率が高いからでしょうか、気持ち音が弾けるような印象です。でも、さすがフォステクスの設計だからか、決してドンシャリではありません。むしろ中低域の(バランス)を考えた音作りのようです。しっとりとジャズボーカルを聴くこともできそうです。ユニットが10cmですからほどほどの低域ですが置き場所によっては結構出てくることがわかりました。ユニットのエージングが進むともう少しで出てくるのかな。20cmフルレンジへ夢が広がってきました。

追記(2019.1.17)  上記の試聴感に若干誤りがありました。しっとりとしたジャズボーカルを聴くには不向きなようです。中域とハイ上がりのためか、音圧のリニアリティに問題があるのか、歌手の声が前に出すぎて、音色も硬くて、違う人のように聞こえる場合があります。ボーカルでなければちょっと派手な演奏として聴くこともできますが、声色が変わってしまっては困ります。ユニットのFE103Enが問題ではないかと思います。もう少し中域の落ち着いたユニットであればよいのでしょう。FE103-solが入手できれば試してみたいですね。

 

 

 

 

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