A journey of a thousand miles begins with a single step – Woodworking and Photos

むささび工房ブログ

自作スピーカースタンド
 ー DALI ZENSOR PICO -
 作成過程はギャラリーにあります

2019/09/01
 
speaker stand for Dali Pico
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター

屋根裏で使うために、小型ブックシェルフスピーカー Dali ZENSORのPico (ダリ・ゼンソール ピコ)を購入しました。Daliはデンマークの製品で木工王国らしくスピーカボックスの作りが丹精なのと、手のひらにも乗りそうなサイズに惚れての購入です。Zensorシリーズの最下位モデルなのであまり期待していなかったのですが、ところがなんと、エージングもそこそこでビックリするような綺麗な音を出し始めました。眼を閉じて聴いていると全くスピーカの大きさを感じさせません。
 よし、それならスタンドに載せてかっこよく使おうと、写真のようなスピーカスタンドを自作しました。面倒なので塗装せずに使っていますが、木肌のままも趣があってよいものです。

 スダンドに載せた時の音は、これまた期待以上でした。背面の壁から1m以上離して設置すると、高音域はもちろんですが、低音もこのサイズにしてはしっかりと歯切れよく出てきます。

このスタンドの特徴は下記の通りです。
1.台座部分が、クッションを挟んで2重になっているのでスピーカの振動がスタンドに伝わり難い。
2.スピーカボックスの台座が取り換え可能なので、サイズの異なるスピーカにも対応できる。例えば、Zensor1,Opticon1,Menuetなどにも対応できるでしょう。また。台座は回転できるので、スタンドの向きを変えずにスピーカの向きを適当に調整できる。
3.スピーカーケーブルをスタンドの支柱内に通せるので、うっかりとひっかけてスタンドを倒す危険性が少ない。
4.木製なので、基本的に軽く作れる。しっかりと置きたい場合には床設置板に重りを追加すれば簡単に重心を低くできる。

5. 安価である。スタンドの既製品は結構高価ですが、今回作ったスタンドは2本合わせて材料費で約4000円で出来上がります。  

 全製作過程をギャラリーに上げてありますのでご興味のある方は参考にしてください。 実際の使用環境は2m前後のニアフィールドで、リクライニング椅子に座って聴くので、スタンドの高さは80cmとしました。目線よりちょっと上にスピーカが来るようになっています。機材は、トライオードの真空管アンプRubyにDENONの普及型CDプレーヤをつないでいます。

Tryode Ruby

Tryode Ruby

Rubyは出力定格3Wしかありませんが、上記のような環境では十分なパワーを発揮します。ボリュームつまみも午前11時より回すことはほとんどありません。14時ごろまで回すと大音量となり過ぎますが音が歪むということはありません。小さなスピーカーと小さなRubyの組み合わせは、そのサイズからは想像つかない音質と豊かな音量で、とにかく音楽を聴くのが楽しくなります。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター

Copyright© むささび工房ブログ , 2018 All Rights Reserved.