バンド・ソーで作るワンちゃん
– Bandsaw dogs –
しばらくブログへの投稿が滞りました。例の怪物に襲われていたのかと言えばそれもあります。何をやるにもエンジンがかかるまで時間がかかり、結局今日は何もしていなかったなんて日もあります。
そんな調子ですが、もう一つの原因は、興味のある複数のことに同時に手を出した結果、結局それぞれの実行速度が遅くなってしまった、というところがあります。何かやっていると別にやりたいことが出てきて、同時進行になってしまう、というのは若いときからの癖なのです。今回は、このバンドソー・ワンちゃんの他に、むささび工房の改造や、アマチュア無線のシャック(局機材)の整備に加えて、3Dプリンターや新しいスクロール・ソー(糸鋸)などにも興味津々となり、今にもポチリそうです。でも、とにかく始めたことは完成させようと努力しました。6月に始めたバンドソー・ワンちゃんもどうにか完成しました。
言い訳はこの程度にしま~す。
昨年、バンドソー・猫を投稿しましたが、今回はその犬バージョンです。制作の手順はバンドソー・猫と同じですが、概略を以下に説明します。
いつものように制作過程をYouTubeにアップしてあり、このページの最後にリンクしておきます。
先ず、2×4のパイン材を作品の大きさに合わせて切り出します。
犬の両側面2枚と胴体部分1枚の計3枚を切り出します。厚さは試行錯誤しましたが7mm程度がバランスがよいようです。
ワンちゃんモデルは大型犬から小型犬まで用意しました。なるべく動きを感じるものが良いと思っていたのですが、自立することも条件に入れると制約されます。
切り出した3枚を木目に気を付けて両面テープで張り付けます。その上に犬の原紙を張り付けます。
犬ブロックの切り出しにはぺガスのスクロール・ソーを使いました。やはりこの程度の細かい曲線ものになるとこのスクロール・ソーがいいですね。
次はサンディングです。昨年導入したアルゴファイルのミニルータの出番です。面倒な作業ですが手を抜かずに頑張ります。
次は塗装です。猫の時と同じで、顔料系塗料で色付けした上に水性ウレタンニスで仕上げます。使用した顔料系塗料は石油系の溶剤を使っているので色違いの重ね塗りをすると下の塗装面が溶け出し、色が混ざりグチャグチャになります。それを防ぐために重ね塗りをする都度水性ウレタンニスを塗装して塗ると色の境界をきれいに出すことができます。面倒ですがこの一手間は重要です。
塗装中の写真撮影を忘れたようで、塗装済みのワンちゃんを吊るして乾燥している写真だけになってしまいました。
これで完成です
完成品の紹介から製作過程までを動画にしてYouTubeにアップしました。BGMとして冒頭のタイトルが出始めるところで犬の鳴き声を入れてみました。ちょっとしゃれた雰囲気になりました(自画自賛)。